[>>12 以前会った時とは違った印象を、シメオンには与えていただろうか。影の本音を零せば、銀糸の下、蠍のように燃える緋色が揺れる。] …………こういう時、きっと巫女姫ならば 信じています、と美しく答えるのかもしれませんね。[>>13 何処か遠い、寂しそうな色を空色に浮かべて、低く呟き。嗚呼、巫女姫は今頃、大勢を前に決戦の覚悟をしておいでなのだろうか。]