― 王宮内・廊下 ―……んん?[当て所なかった歩みがぴたり、と止まる。ぷち百鬼夜行がどーしたの、と問うようにかたかた鳴った]誰か、呼んでるみたいなのだわー。……みんなは、好きに遊んでくるといいのよ。[軽いノリの言葉にぷち付喪神はきゃーあきゃーあと跳ねた後、方々に散っていく。それを見届けた後、各務さんは音もなく床を蹴って、跳んだ。直後にその姿はふっと掻き消えて]