[ぎゅ、と繊手を握り、離す。小さく囁いて、四肢で立ち上がった。 獣の赤錆が爛と光る。猫科の兇暴を親へ向けた] (親ならば親らしく) (今度こそ)(子の罪をあがなってもらう…!)[勝てるかどうかは、問題ではなかった**]