― 橋北岸 ―[戦支度を整えた所に聞こえた声。>>6この陣で己が名を呼ぶ者など限られているし、何より、その声はあらゆる意味で確りと刻まれている] 戻られていたのか、マスター。[いつの間に、というのは愚問と思うが故に口にせず。支度を確かめると、呼ばれるままにその前へと参じた]