―――――………これが終わっても、 まだ戻らないようならば。[緑の世界の向こう、巫女姫の揺れる声を聴き。短い返事をしただけで、会話を終える。双眸は、遥か向こうに聳え立つ山々を向く。美しい曲線を描く、火山。デ・モール。] 迎えにいきましょうか。 巫女姫だけに、お任せする訳にはいきません。 貴女は―――――……… ヴァルキューレではないのですから。*