― 浮遊する群島 岩山 ― 何か買う余裕があればよかったのだがな。贅沢もいってられん。喧噪が止めばまた動ける。それまでの辛抱だ[遠くのほうで聞こえる激しい音も、闘技場の近くで起きていた事態とおそらく同じだろう。それが止めば一段落するという思いからできるだけ体力を消耗しないように、先の功労者である黒馬やシュテルン>>6同様に自分も水を取りに降りる]