― 回想 ―
[入学する前の出会いでは、大きく印象に残っていたというわけでもなかった。
あちらからしても、ひゃーと奇声あげている妹>>0:134の壁ぐらいの認識で労う言葉をかけるだけの青年は印象に薄かったかもしれない。
そんな二人の再会は鍛錬場であった。
ちょうど新たな成長への活路を見出し、共に高め合う朋輩>>1:119 >>1:121も得たことでモチベーションも十分。筋肉は熱いうちに磨け!と夜間訓練の申請をしていた時のことである。
同じく訓練の申請をしていたのだろうが、やっていることは戦闘訓練だったか、歌や踊りの訓練だったか。後から入った自分は邪魔にならないようにしていたが、つい精がでる人に声をかけたのは、なんとなくあったことがあった気がしたからだろう。]
レディ、良い筋肉をしているな!
特に足腰が素晴らしい。
[柔軟性に富むおかげで緩急が使い分けられバランスが崩れない。そんなよい筋肉をしているのだ。褒めたたえるのは当然のことだろう。]