ようするに。 全力を出して、我《オレ》と戦え、というわけだな。[さらっと言いつつ、風の流れ思わせる流麗な装飾の施された長弓の弦を竪琴のそれか何かのように一つ、爪弾く。ほろん、と甲高い音がひとつ、零れて落ちた。*]