― 音楽室 ―
こんにちは!実は私も、お邪魔してる側なのだけれど。
[悪戯っぽく言って手を振りかえす。
窓から見下ろしたマリエッタ>>17に対する最初の印象は、笑顔の可愛いらしい人だな、と言うものだった。
次に、その手元にスケッチブックらしきものが見えれば、より一層ぱっと顔を輝かせて]
あら、もしかして、あなたが執事さんの言っていた画家さん?
ねえ、ちょっと待っててもらえないかしら?
いまからそっちに行くから。
[そう言うと、窓枠をひょい、と乗り越えて、その下に張り出した一階の出窓の屋根に着地する。
その屋根の端を掴んで,窓に張り付くようにぶら下がった。
そこから窓のサッシに片足を掛け、体を開くと、工具やらが入ったベンチ収納めがけて飛び移った]