― ズワンズ谷 辺境伯継承派本隊 ―[オクタヴィアスの双眸が見開かれる。あのよく通る声が驚愕を伴って鼓膜に響いた。>>8] 思い出したみたいだな。 よろしい! 飴ちゃんあげよう。[屈託なく笑って、ラバの積み荷から飴玉の入った箱を取り出す。ついでに自分もひとつ口に放り込んだ。怪しいものは入ってないよ。]