[微笑みをこぼした瞬間、声をかけられた。>>17
なにかとても恥ずかしいことをした気がして、口元を引き締める。]
ああ、はじめまして。
わたしは……えっと、ウェルシュで結構です。
呼びにくければウェルでもなんでもお好きに。
[書いた名前を忘れかけ、ほんのわずかに深呼吸。]
どう、といいますと?
入院していたのですが、こちらの会に参加すればしばらくの生活と職を保証するといわれまして。
実のところ、宿なしの風来坊なもので、渡りに船、だったのですよ。
[はて?と首を傾げてローズに答える。]