[魔王の傍らには、獣の瞳持つ黒衣が控える>>12。 幾度もの戦いは勇者を斃すには至らなかったが、さりとて脅威であったことに変わりはないだろう。 唸るような声を上げつつ勇者一行を見据える魔獣>>13へ、魔王は横目を向け] まあ待て。 折角我が玉座の間まで辿り着いたのだ、相応に持て成してやらねばなるまいよ。[言って、魔王は眼前の勇者らへ視線を戻す]