人狼物語−薔薇の下国

448 vinculum lapis


電気石の赤鬼 キアラ

[――遠い昔。魔界人を名乗る異貌の男が、不可侵領域に程近いキガン島を訪れた。
 男は力が強く、闘争と色を好んだ。
 その長い寿命の間に多くの子を儲けたが、男の血を引く子は、例外なく額に一本ないし二本の角が生えていたという]

[時が流れ、額に角を持つ魔界人の子孫は、一族と呼べる程の数に増えていた。
 鬼族と呼ばれるようになった彼らは、闘争本能の赴くまま周囲の島へ攻め込み、やがて侵略戦争と言われるほどの規模まで戦火を拡大した。
 魔界人の特徴を色濃く残す彼らが、不可侵領域近くで争乱を起こすことの意味など考えもせず]

(18) 2016/09/14(Wed) 22:15:51

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