―回想・駐屯地―<font color=red> ……どうせ殺すなら、その前に、な――――</red>[薄暗い地下牢に、男の低い笑い声が響く。その足元には、一人の少女の姿があった。――――敵国の、軍服。その口は、男の手で塞がれていて]