[両手を合わせ、首傾ぐ仕草
嗚呼あの頃と変わらない。無邪気で綺羅綺羅輝いていた幼い頃の思い出の中の彼女そのままだと目を細める
どうやら彼女に自分のことは思い出してもらえた様でほっとする
10年たてばすっかり身長も、顔つきも変わってしまったろう。それでも覚えてくれていたことが嬉しかった――が]
…そっか、前とおんなじなのか。
[シュナ『は』懐かしくなって来た。じゃあベル姉ちゃんはどうしてここへ?そう問いかけようとして――]
〜〜♪
[耳を澄ませばポロンポロン、零れ落ちる音色
柔らかな調べは過去への郷愁を引き出した]
……懐かしいな、この曲
昔よくきいたっけ
[楽しい時も、悲しい時も、嬉しい時も、辛い時も
この音色を聞けば元気が出た
そうだ、自分はいつかこの音の主にお礼を言おうと思っていたんだっけ、なんて思い返し]