― 機関室 ―
[別れの言葉が紡がれるや刹那の所作>>4から視線を逸らす間もなく
大きく瞠られた空色にはその光景が映り込む。
カークの声>>7に我に返ったように瞬いて
オズワルドの手をぎゅっと握りしめた。
ふらつきながらも辿りついたリエヴルの姿>>11を認め小さく息を吐く。]
これでおしまい、なんだよね。
……残された方が、つらい、幕引きかもしれない。
[カークやリエヴルの事を思えば哀しげに眸は伏せられた。
未だ心は重くこの場からすぐに動こうとは思えない。
先のことばかりを考えていたけれど
今はただ、残された者を思いその場に立ち尽くす。*]