ああ。この状況は…。 また…俺が、殺したの? [両手の血や亡骸の傍らの状況から、ぼんやりとそう推測し。困惑気に眉を寄せつつ、誰かの姿があったなら、そう問いかける。ということは、たぶん、この男は「人狼」だったんだろうか…?両手を亡骸の血に染めつつも、記憶や自覚のない様子や、再び殺したという告白めいた言葉が、「人間」と「自覚なき人狼」のどちらに見えやすいかには、無自覚なまま**]