―――、 大佐の命は聞いたな。[執務室を出て、重い口を開いた。] 敵兵が未だその辺りに留まっている可能性もある。 俺の隊からファロン少尉と面識のあった者を数人同行させる。 日が落ちては視界も狭まり危険性も増すし、獣による損傷の可能性もある。 迅速に彼女の遺体を拠点までお連れしろ。