― 地下4階 ―
[青い灯に照らされた広いフロア。
動く物も、罠の類もなく、静寂に包まれている。その静寂を破ったのは、機械の稼働音と、足音か。]
……………。
[深いクレーターの前に、青い髪の魔は立っていた。
ヴェルナーとタチアナの姿を見ても、口は閉ざされたままだったが。]
ようやく様付けをやめたと思ったらそれか、ガラクタが。
だが、下種は褒め言葉だな。
貴様らに尊敬される存在など、虫唾が走る。
[不愉快そうな声とは逆に、口の端をつり上げた。>>14
そして、タチアナが何かを言ってきたならば。]
お前は、舌を噛んで千の風にでもなれ。
[にべもなくあしらった。]