―昨晩・談話室― [ヨアヒムが刺されたと聞いても特に何も思わない。ヨアヒムの部屋へは、望まれたならば行っただろうし、望まれなければ談話室に取り残されたままだったことだろう。] ――生き続けろ、か。 [心の中で呟く。 ――頭の中で、無感情の影から呪いがあからさまに這い出てくるのを、俄かに感じるのだった。**]