[懐かしそうに笑うシモン>>16を見て自分も昔を思い出した。
彼の言うようにあの頃は酷かった。まさに手負いの獣。そんな表現がしっくり来るような少年だった。俺には生きている価値がないのだと、そうあたり散らしたことすらあったか。
さぞ扱いづらかっただろうに、色々な所に連れ出したり馬鹿な悪戯を考えたりと二人はよく付き合ってくれたと今にして思う。「何も変わっていない」そう言い切る友人に苦笑した]
…………あのな。俺は…
[少し迷ったあと、目を伏せる。ひと呼吸置いて]
…ずっと、お前らに言ってねえことが、…ある。