[ そうして、薄緑に桜の紋を持つ蝶と、桜の香りのそよ風が、先と同じに、戦い終えた者達の傷と疲れを癒す一助となろうと身を休める者達の間を巡る。 ]おや、ミーちゃん?[ 自らの放った風のもたらす結果は気にかけることなく、社へと向かおうとして、上空に見つけた眷属の姿に、目を細め、魔人は楽しげに手を振った。* ]