人狼物語−薔薇の下国

471 overlap memory/重なる絆(続)


尉官 ドロシー

[語られるのは“私”が死んだ後の話。>>13
カスパルしか知らない遠い過去の未来の話だった。

“私”が死んだ理由は知っていたけれど、
身代わりになったはずの友人も未来では死んでいた。
他ならぬ守ろうとした手によって。

視線を伏せたカスパルを見上げる。>>15
語りたくない過去を明かしてまで導を示してくれる事に、
せめて感謝を告げなければと思った。]

 ……ありがとう。

 優しい人よ。
 カスパルも、フィオンも。

[どんな形であれ幸せになってくれと言ってくれた。
エゴと我欲を貫けば、糾弾されて当たり前と思っていて、
だから最後の厚意が……嬉しくて、戸惑った。

これは彼らの優しさを無下にする事になるのだろうか。
私の幸せの形は今もまだ分からない。
だけど、こう在ってほしいと思うものは薄らとでも見えたから。]

(17) 2017/02/13(Mon) 22:57:29

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