―1日目・PM1:00・第二教場―
[眠気に負けそうになりながら何とか座学を乗り切った頃、大欠伸で潤んだ視界の端に、自分と同じように脱力している男の姿>>15。
士官学校に入っても自分と同じような輩が居るのか――と妙な仲間意識が芽生え、椅子から立ち上がれば突っ伏す彼の目の前に行きその頭を軽くつついた]
なあ、あんた。
今から昼飯だけど、一緒に食いに行かねー?
俺眠すぎて全然頭に入んなかったわ、今の座学……
[にっと口端を持ち上げて笑って見せる。
相手が顔を上げようが上げなかろうが、調子の良さそうな顔で]