兄さん、ぼくだよ もう起き……[ノックをして、ドアを引いたのは無意識家でそうするように癖が出てしまった。……しかし、抵抗無くドアノブが回る。片眉が上がる、鍵も掛けていないのか起きているにしては中から物音が無いのだが。これは朝から説教も有り得るなそう考えながら、ドアを開ければ──]