司教さま。私は。[自分の“力”を見込んで神職への道を志すよう諭してくれた司教の元に行き、自分が聞いたことを告げようとする。自分の心臓の音がやけにうるさく感じた。]言ってごらん。ジムゾンは何を聞いたんだね?……はい。ユーリエは。[ごくり、と唾を飲み込んだ。やたらに喉が渇いて、自分の声がなかなか出せない。]