― 対フレデリカ・リヒャルト ―[ きっぱりとした否定の声もその調子も、相変わらずだった。>>10刃の代わりに炸裂したのは、光の塊。] ──うっ[ どれだけ鍛えていても不随意に目蓋が閉じてしまうのは止められない。粘液で滑る手の中から、フレデリカの質量が奪われる。]