ひのふのみ…八人…絆の数は四つ、か。
[ ひらひらと舞う枯葉色の蝶は、森に踏み入った者達が手にする宝石の花に惹かれて後を追う。
蝶の視界がそのまま見えるわけではないが、気配と凡その位置は伝わって来るから、大きな動きがあれば分かるだろう。 ]
姉さまは見物だろうな。ミーちゃんは…迷子になってないだろうね?
[ まだ生まれたて(と、いう認識)の小さな半妖精のことを思い出すと、右耳に飾った桜石のピアスを軽く爪弾く。そこから生まれたのは桜色の蜂鳥。
蝶とは違い、目指す相手の気配を明確に知る蜂鳥は、一直線にミーネの元へと飛んで行く。>>0:131 ]
ん、とりあえずはこれで良いね。
さて、一番最初に惹き合うのは、どの花かな。
[ ひらひらひら、と蝶は、気紛れに見せて舞う。** ]