人狼物語−薔薇の下国

208 守護天使は暗闘する


天使を騙る者 シメオン

[ぱさりと落ちた花冠を目で追って、束の間、吸い寄せられたようにそれを凝視した。
数秒の間を挟み、視線は花冠が飛んできた元を手繰る>>0:188]

……貴女、は。

[奇妙な既視感はあった。
けれど、それが何かは思い出せない。
訝しがるように口を噤んで、そっと首を傾けた]

どこかで、お会いした事があったでしょうか?
見たところ、貴女は天使ではないようですね。
私は長いこと地上におりましたから、どこかで姿を見たのかもしれませんが――

[そう言葉を継いだのは、彼女の側もこちらに見覚えがあるような素振りを示したからだ。
穏やかに語りかけながらも、その実、向けた言葉には先手を打って牽制するような意図も沈む。
この身が魔に落ちてから、彼女と関わった記憶はないはずなのだが、果たして――]**

(17) 2014/06/21(Sat) 00:53:48

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