[奥に眠るもの、謎の空間に『呼び込む』ほどの強い力――となると、荷が勝ちすぎる相手である予感はひしひしとした。 けれどこうなった以上、受け入れる以外に方法もないのだろう] 帰れねぇっつーのが、一番困るしな……。[そんな呟きを漏らしつつ、他の面々の反応を見るように視線を巡らす。 鋼色の竜が成り行きを待つというように、ぐる、と低く喉を鳴らした*]