人狼物語−薔薇の下国

471 overlap memory/重なる絆(続)


尉官 カスパル

――食堂――

[駐屯地の気配は穏やか、の一言に尽きる。
見張りとして立っている兵の数も少なく、誰もが弛緩した表情を浮かべていて、この場が平和なのは事実だろう。

蔵書室や訓練所を覗いてから、手持ち無沙汰そうなカスパルに気を使ったのか、兵士が食堂を案内してくれる。
菓子や飲み物や望めば酒もありますよ、と教えてくれたおせっかいな相手に礼を述べて、広い食堂へと足を踏み入れれば先ほどの挨拶の時に顔を見た男性がいる。>>14
彼が何らかの不自然な態度を取ったように思えば、近づいて声をかけた。]

 ……失礼、どこかでお会いしただろうか。
 俺の勘違いならすまないが、先ほど君の視線を感じた。

[違うと否定されれば、それ以上は言葉は重ねないし自己紹介されればこちらも名前を名乗るだろう。]

(17) 2017/02/07(Tue) 19:17:17

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