― 聖神神殿・儀式の間 ―
はっ……
おい! 何処だよここは!!
[気が付けば、目の前にあるのは巨大な水晶柱>>4。
周囲を見回せば、先程までいた住宅街とは似ても似つかぬ、アニメか何かに出て来そうな空間が広がっていた。
近くには自分と同じような状況らしい3人の若者と、彼らとは異なる雰囲気持つ一人の青年が居る。
その青年は、一礼と共に、こちらへの要件を告げ>>7]
いや待て、そんなこと急に言われても、どうすりゃいいんだよ。
つーかさ……困るんだよ! 夏の大会近いってのに!
そんなの他の奴に任せて、元の場所に戻してくれよ!
[野球一筋の男には縁遠いものだが、アニメやゲームの中にはこういう話があると聞いたことがある。
アニメやゲーム――つまり、『遊びの世界』に強制的に巻き込まれかけていると感じて。
男は神官長を名乗る青年へ、詰め寄らんばかりに叫ぶ**]