人狼物語−薔薇の下国

297 吸血鬼の脱出ゲーム


兎 ツェーザル

― 古城・茶会の間 ―

 アは♪

[豪奢なティーセットの用意されたテーブルの上、真上。
天井のシャンデリアへ座って、つまり天地反対にぶら下がって寛ぐ姿勢の兎は――一言で言うなれば、煩い見た目]


 オ茶なんて久しブリー!まっずぅイ

[とりどりの布や毛皮、飾り羽に彩られた極彩色の上着の下、胸や腰には鈍い銀色の鎖が巻き付いていた。
動くたびにジャラジャラと鳴るそれらは、封印とも装飾ともつかないもの。
明らかに拘束具と見えるのは両手首を束ねて戒める手枷だったが、どうやら器用にそのままの手でティーカップを(上下逆さまで)傾けて、

優雅に紅茶を嗜んでいる**]

(17) 2015/01/29(Thu) 00:30:20

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