― 古城・茶会の間 ―
アは♪
[豪奢なティーセットの用意されたテーブルの上、真上。
天井のシャンデリアへ座って、つまり天地反対にぶら下がって寛ぐ姿勢の兎は――一言で言うなれば、煩い見た目]
オ茶なんて久しブリー!まっずぅイ
[とりどりの布や毛皮、飾り羽に彩られた極彩色の上着の下、胸や腰には鈍い銀色の鎖が巻き付いていた。
動くたびにジャラジャラと鳴るそれらは、封印とも装飾ともつかないもの。
明らかに拘束具と見えるのは両手首を束ねて戒める手枷だったが、どうやら器用にそのままの手でティーカップを(上下逆さまで)傾けて、
優雅に紅茶を嗜んでいる**]