人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


共和国大使補佐 シメオン

― 飛行船 ―

[クレメンスの声がどんどん小さくなっていく>>5:330
願うような声、けれどその先は紡がれずに]

───── っ 、 ぅ……

[支えているが故に分かる、消え行く鼓動。
滴る赤い雫も勢いを弱め始めた]

……っ、ニー ル、

もう しばらく、飛んでやって くれ

[既にクレメンスの瞳は閉じられてしまっているが、もっと見せてやりたいから、と。
ニールもその意を汲んで、しばしの間、クレメンスの魂を運ぶかのように飛行船はナミュールの空を漂った]

(16) 2015/03/18(Wed) 19:26:51

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