― 現実世界 ―[漆黒の小さな花が鈴なりに咲く魔法花。花弁はその色から病変が分かり辛いが、葉の部分が明らかに変色し始めていた。それに気付いた”長”の手により封じられた男は、本体の傍で昏々と眠り続けるに至る][男が眠り続けるのは衰弱した本体を維持しようとする意思の表れ。残る力を全て枯れないために使っているためであった*]