[彼との距離がどんどん近付く。左腕が動かない所を見ると、核を失った損傷は色濃く残ったままの様。だけど、差し伸べられた右腕は、ヒトのそれに戻っていて。向けられる笑みも、名を呼ぶ声も。私の知る、優しさだけに満ちていたから] クレス、クレス! …良かった、無事で。