― 204号室・夜 ―
今夜は仲間に教えてもらったことを参考にして、自分一人で襲撃してみるよ。
[そんなことを告げて、犠牲者と選んだ少女の部屋に向う。
一旦ベランダに出て、窓から侵入すべきかと考えつつも、念の為ドアノブを回したら、鍵がかかっていなかった。>>2:706]
?
[ジムゾンやフリーデルが、鍵をかけろと言い忘れるはずがないと疑問に思うものの。都合がいいから、ドアをそっと開くと。
リーザは何故か歌っていた。>>2:713
音楽に疎い子狼は、それが何という題名なのか知らなかったけれど。
思わず聞きほれてしまい、すぐさまリーザを襲うはずが、つい立ち止まってしまう。]