― 平原 ―[眼前への道を開けさせた男は、こちらへ何を思ったのか>>14。 一瞬の表情の変化は読めなかったが、素直との評と問い掛けには、ぎ、と眼差しを強める] ――それでも構わない。 いや、やることは同じだからだ![立ちはだかる者が大将だろうが一兵卒だろうが、退けて前進することに変わりはないから。 仮にそれが叶わなくても、とは、口には出さなかったが]