― 上空 ―[刃を突き立てた"目"から瘴気が吹き出す。>>5こちらを飲み込まんとするそれは、しかし] 俺が膝を突くのは、御主の御前のみ。 貴様ら如きが、我が影に触れられると思うな……![音を立てて打ち鳴らされる翼、そこから舞い散る月白色の光に触れる端から溶けて消えた。光に在らず影に寄れども、生粋の天使。力なくした瘴気に屈する事はなく]