― 中庭・鈴カステラの屋台 ―
……そんなに顔に出てましたか。
[>>0:129いい顔になった、という言葉に眉尻を垂らす。
きっと、もっと早くに相談していたら彼はこの言葉を与えてくれただろう。
自分の未熟を感じつつも、自分で解決すべきと相談をしてこなかった事が恥ずかしい。
兄を手本としてなぞる以外の導を得た。
教官が自分達を見て組んでくれたメニューを相棒と向き合いながらこなそう。]
はい、寄って下さってありがとうございました。
「「ありがとうございましたー!」」
[青年は仄かな笑みを浮かべて他の生徒達と共にローランドを見送った。*]