[乗っていた人物が奇抜過ぎてチャリオット自体については意識が行かず。何だか沢山曳いてたな、という程度。>>7雪を踏みしめて建物へ。後で部屋が空いているかも聞かなければと思いつつ、先ずは電話をカナンに手渡した。]……ん?[青年は首を捻る。まるで初めて見たかのような反応に、思考が止まる。96秒後に頭に浮かんだ可能性は三つ。一つ、電話がない地域に住んでいる。一つ、電話は他の人がかけてくれるので使った事がない。一つ、携帯電話世代で子機は知らない。]