[魔王は己の翼にて。タイガは本来の姿にて。イースはタイガの背にて。そして道化師はその身を宙に浮かせて。それぞれがそれぞれの方法で空を駆けた]良いですねぇ、イース。タイガの背に乗せてもらうなんて。タイガ、ワタクシも乗せてくださいよ。[魔王の玉座にもなり得る獣に対し戯れを向ける。これもいつものことであるのは、魔王軍の者なら誰もが知ることだった**]