[会場の扉を静かに開けて中に入る少女一人。白い髪を靡かせ、赤い瞳はきらきら輝き中を見渡す]ここ…です……?[ただし、声は不安いっぱいだ。この少女、本来なら蝙蝠の姿をしている。とても珍しい白色の蝙蝠。使い魔になったばかりで慣れようと頑張っていた矢先のこのパーティーに、緊張しないはずもない。]あ、主さまぁ……[ここに来る前に泣いちゃ駄目よ、と言われたのに、既に少女の目には涙が溜まっていた**]