―シルバーメリー号:制御室―
♪〜〜♪♪〜
[鼻歌に乗せて陽気なメロディが流れる。
男は取り出した時代遅れのジッポ式ライターの火を灯し。
一拍置いて、立ち上った煙を燻らせ、]
猫って食い物になるのかねえ。
や、長旅にも変わり種が無いと飽きちまうからな。
[嘯いて、呵呵と笑った。
航海士の呟きは船に住まう猫>>11に届いただろうか。
届いていなくてもくしゃみくらいはしたかな。]
はいはい、今日の仕事は終わりっと。じゃ、お疲れ様。
[至って淡白に告げてデッキを後にする。
空けた席にはダーフィト・マクワイアの名前だけが残った。]