人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


盟主 ジェフロイ

― ベルサリス学館 ―

[戸棚の中、何かが軋むような小さな音がした。
ごく微かな、溜息のような音。
その音は、部屋の空気を揺らし、男の耳に届いた。

戸棚に歩み寄り、戸を開く。
並んでいたのは35年前のあの日の日付が書かれた蒸留酒スピリッツ
ふたつのグラス。

ナミュールが開かれたら飲もう。
約束していたグラスのひとつが、静かにひび割れていた。]**

(15) 2015/03/18(Wed) 16:54:24

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