人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


シェーンバルト王国王子 カレル

[カレルはできるだけ多くの人に未来を繋ぎたいと願う。
敵討ちに身を焦がすでなく、自分と違う考えを持つ者であっても。
ゆえに、エトヴァルトに治療を施し、ギィにすら「わが民たれ」と手を伸ばしたことを悔いはしない。
それは、ひたむきに真っすぐな「カレル」にとっては是だ。

けれど、「王」として法治を行う立場では、多勢の人を生贄に捧げてきた者を見過ごすことはできない。
エトヴァルトにも死罪を申し渡す以外にないことはわかっていた。

ウエストポーチの中の髪留めを握りしめる。]

(15) 2014/09/24(Wed) 20:03:35 (enju)

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