―昨夜・ジムゾンと―[リーザが眠りにつき、ジムゾンとの酒盛りを再開する。眉を寄せて反論した後、一度、何か言おうとしたのか口を開き……少しの間を置いて、語りだすのは過去のこと] ああ、覚えてるさ。 俺もディーターも親父が外に行ってて、村ン中じゃ片親みたいなもんだったから暇つぶしに教会に通ってて…… お前はお前でおふくろさんに連れられて、ちっちぇえころから教会に来てたから、よく遊んだよなぁ。 最初の頃、すっげー人見知りでさ。 そのくせ、すっげー癇癪もちで。