……無くしちゃいけないもの……。[小さく呟き、ふ、と手を触れたのは自身の喉元。チョーカーにあしらった紫水晶は、以前は感じなかった温かさを感じさせる]ん……そだね。それが、大きな力になると思う……。[これまでの旅路でも、そこだけは譲れない、無くせない、としてきたものが力になってくれた事は多々あったから。告げられた言葉に返すのは、素直な同意]