[続けて、]
まだ霧の影響を受けているもの、後遺症の残るものおるならば、マレンマ天使長の執務室へ!
マレンマ殿とその部下が、適切な処置をしてくれる!
[避難してきた者たちにそう告げれば。
大半の者達はおとなしくなるだろうか。素直にマレンマ天使長の執務室へ向かう者も居るだろう。また外へ出るもの、部屋へ戻るもの、色々と居るようだが、とりあえずはこちらも収束した。
―――深くため息をつき]
……とりあえずは、霧が晴れたことは喜ぶべきか。
しかし彼らを安心させるためにこう言ってみたが………しかし本当に何だったのであろう……
[と言いつつ外を見ると、方舟が到着していたことに気づき]
……む、そういえば天界に新たな住人が来る時期であったか……
…………………………なんだ、あれは?
[目を細めて遠くの方舟を見る。普段であれば、聖者や殉教者が乗ってくるはずなのだが。
………獣しか、いないように見える]