……さて、それでは私は物見台へと戻るか。良き休息を過ごせた事に感謝する。[共に茶会を過ごした者、一人一人を見回した後、朱雀は立ち上がって一礼する。そのまま、踵を返して東屋を離れようとして]……蒼の。後ろは、任せる。[すれ違いざま、蒼龍に告げるのは短い言の葉。それが何を意味するかは、言わずとも伝わるか。返る言葉を聞く事もなく、東屋を出た朱雀は再び朱翼を広げ、空に近い場所へと飛び立った。*]